【レポート】おてらおやつクラブ・川越市の最明寺さんにインタビューしました!

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食堂レポート
引用:公式HP

「おてらおやつクラブ」をご存知でしょうか?

その名の通り、お寺へのお供え物を仏さまからの「おさがり」として頂戴し、子どもをサポートする支援団体や経済的に余裕のない家庭へ「おすそわけ」する活動を行っている団体です。

まだ発足から僅か5年ですが、全国で1,300を超えるお寺が賛同し、毎月12,000人以上の子どもたちにおやつを届けているそうです。

今回は「おてらおやつクラブ」発足当初から活動に参加し、子ども食堂にも理解の深い“瑶光山 最明寺(埼玉県川越市)”の副住職、千田明寛さんにインタビューさせていただきました。

 

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おてらおやつクラブ:「最明寺 副住職千田明寛」さんインタビュー

お話を伺った千田明寛副住職

 

ーーまず初めに、「おてらおやつクラブ」を始めようと思ったきっかけを教えてください

千田副住職(以後住職):1つ目は、消費しきれないお供え物を何かに生かせないかと思ったこと。

2つ目は、人の生老病死に関わっていくというのが仏教の在り方。日本では人の死だけに関わりがちですが、現在生きている人のために役に立つというのも仏教の本懐だと思います。

私が留学していたインドでは、僧侶はあまり人の死に関わることはなく、苦しんでいる人々を救うためにお金や時間をかけていました。日本に帰ってからもそのような行いができる僧侶になりたいと思ったのもきっかけの一つです。

 

◆千田副住職は、仏教の在り方を学ぶため単身インドに渡り修行してきました。私たちが抱く僧侶のイメージとは違う考えをお持ちで、慈善活動も積極的に行っています。

 

おてらおやつクラブ・実感すること

ーー実際に取組んでみていかがですか?

住職:自分でもいくつかの施設にお菓子を送っていますが、子どもたちが喜んでくれるというのが何より嬉しいですね。

他には、取組みを通して、普段では会うことのない方々とご縁を結べることですね。

また、活動を通してお寺の可能性を広げることができたのではないかと思っています。お寺というものを身近に感じてもらえるような、様々な活動を考えていきたいですね。

 

ーー檀家さんのご理解はあるのでしょうか?

住職:皆さん理解していただいています。中には、子どもたち用のおやつを持ってきてくださる檀家さんもいて、とてもありがたいことです。

 

◆檀家さんからのお供え物を子どもたちに届けるということは、仏教ではお布施に当たる行為なんですね。それによって、檀家さんたちも仏教的な行いをしていることになるとお伝えしています。

檀家さんも副住職の取組みに賛同なさっているのですね。本当に素晴らしいことだと思います。

 

発送準備をする千田副住職

 

子どもたちに楽しんでもらおうと、副住職デザインのお菓子も同梱されています。

 

おてらおやつクラブと子ども食堂・住職が考える今後について

ーーお寺を子ども食堂の場として提供したいということですが、計画はあるのでしょうか?

住職:興味を持ってくれる団体はあるのですが、まだ実現には至っていません。場所提供の用意はあるので、うまくマッチングできればいいと思っています。

 

ーー最後になりますが、今後、「おてらおやつクラブ」や子ども食堂を通して、期待することや取組みなどがあれば教えてください。

住職:「おてらおやつクラブ」は、もっと多くの方に知っていただいて、活動の幅を広げていきたいですね。

今川越はオリンピックのゴルフ会場にも選ばれ、観光業も盛んですが、その一方で貧困問題を抱えてらっしゃる方もいます。そういった人たちに少しでも支援の輪を広げることができればと思っています。

ーーお忙しい中、ありがとうございました。

 

今や7人に1人の子どもが貧困(平成28年 国民生活基礎調査 厚生労働省)といわれていますが、千田副住職の取組みによって一層支援の輪が広がることを期待せずにはいられません。

 

千田明寛副住職

「瑶光山 最明寺」は観光地として人気が高い小江戸・川越にある天台宗のお寺。歴史も古く由緒あるお寺で、檀家さんは1,000軒を超える。

そんな大規模なお寺の副住職である千田さんは、法学部で学んだ後に比叡山で修業をしてお坊さんになったという変わり種。インドへの留学経験もあるという。

まだ31歳という若さながら、知見は広く仏教に対する思いは熱い。日々、僧侶として人々に何ができるのかを考えながら様々な活動を行っている。

 

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