あなたの街の「子ども食堂」、メリットとデメリットは?

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「子ども食堂」という言葉。最近はニュースだけでなく、身近なところで見たり聞いたりする機会が多くなったと思いませんか?

それもそのはず、2019年現在、子ども食堂の数は全国に3,700箇所以上あり、この3年間でみると、その数はなんと12倍にもなっています。

(出典:NPO法人全国こども食堂支援センター むすびえ)

物珍しさからメディアに取り上げられる、ということも少なくなり、だんだんとわたしたちの意識に定着しつつあるように思いますが、今もまだ子ども食堂は増え続けています。

言葉が身近になったことで、子ども食堂の活動に興味をもったり、参加してみたいと思っている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、そんな子ども食堂のメリットとデメリット(課題)をお伝えしていきます。

 

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子ども食堂のメリット

子どもが栄養バランスの良い食事をすることができる

子どもが偏った食事をしたり、あるいは食べることさえ出来ないということは、その子たちの健康に、将来的に取り返しのつかない悪影響を及ぼしかねません。
子ども食堂は、やむを得ずそのような環境にある子どもに、栄養を考えた手作りの温かい食事を無料(あるいは格安)で提供することで、バランスの良い食生活をサポートすることができます。

食育の場になる

子ども食堂に集まる子どもたちは、そこにいるスタッフを始めとする大人たちと、食を媒介としたコミュニケーションをとることができます。
その中で大人が子どもに、食事をすることやマナー、食品そのものの背景への意識を促すことができ、食育の場にもなります。
※食育:心身の健康の基本となる、食生活に関するさまざまな教育。(大辞林)

地域の人々の交流地点となる

子ども食堂には年齢や性別、職業もさまざまな人たちが誰でも関わることができます。なので、子ども同士、親同士のコミュニケーションの場になるだけではなく、多種多様な人たちと触れ合える場ともなります。
それは、子どもたちの社会に対する視野や価値観を広げるきっかけになるかもしれませんし、また、地域全体の交流と活性化につながっていくことが期待できます。

運営参加のハードルが低い

子ども食堂は、子どもの貧困問題の有効な対策のひとつではありますが、その分野の専門性がなければ運営できないというものではありません。
食事を作って一緒に食べる。それなら自分にもできるのでは、という軽やかな動機で始めることができます。
地域で困っている子ども(あるいは大人も)が少しでも減ることを願う老若男女、ごく普通の人が気軽に起ち上げたり参加できるものなので、今の時代に多くの人が共感し、全国にこれだけ爆発的に数を増やしているといえます。

 

 

子ども食堂のデメリット(運営の課題)

子ども食堂の存在そのもののデメリットというより、運営する側のデメリット・課題として、たとえば次のようなことがあります。

持続的な運営が難しい

子ども食堂は、誰でも始められるハードルの低さがメリットとしてありますが、一方、あくまでボランディアベースの活動となるため、運営資金確保は常に大きな課題となります。
一回限りのイベントではなく、月1~2度のペースで持続的に運営をすることが望まれますが、ボランディアや寄付の中で、人・場所・食材・備品・保険料などを、安定的に確保し続けることに頭を悩ませる運営者は少なくありません。
ただ、最近は公的支援を受けることも可能になってきているので、積極的に問い合わせて申請してみることをおすすめします。

来てほしい人に来てもらえない

急速に数を増やし、認知度も高まっている子ども食堂ですが、「来てほしい家庭の子どもや親に来てもらうことが難しい」と感じている運営者の割合がとても多いことが、農林水産省による全国の子ども食堂へのアンケート調査で分かります。

まだまだ子ども食堂は「恵まれない子ども」が行くところ、という認識があって、行くことにためらいや抵抗を感じる人も多いのかもしれません。

もちろん子ども食堂には、貧困の中にいる子どもをサポートするという面はありますが、それだけではなく、一人暮らしのお年寄りや学生さんたち、忙しく働く親たち等、落ち着いた食生活をすることや人との触れ合いが難しい人たちの助けとなる場でもあり、なによりその地域の重要なコミュニティスペースになっているのです。

子ども食堂が、上記のような運営資金等の課題解決に積極的に取り組んで、今後さらに、社会のインフラとなるまでに各地域に広がっていけば、行くことにためらいを感じる子たちも少なくなっていくでしょう。

 

まとめ

子ども食堂は、誰でも始められるハードルの低さがありますが、ボランティアや寄付で運営を持続させるということには、それなりの難しさがあります。

一方で、貧困対策という面だけで見れば、子ども食堂は最終的にはなくなった方がいいのですが、今や子ども食堂は、家庭でも学校でも職場でもないもう一つの居場所、そして地域住民同士の大切な交流地点としての役割も果たしています。

儲けがあるわけでもない子ども食堂が、近年これだけの勢いで増え続けているのは、多くの地域住民が、子ども食堂の必要性を強く感じているからなのかもしれません。

今後、地域に根付く子ども食堂を増やし健全に持続していくには、より多くの個人や行政が問題意識を共有し協力し合って、運営側の負担を軽くしていく必要があるでしょう。

 

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