【レビュー】杉並区子ども食堂リベルタでインタビューしました!

スポンサーリンク
食堂レポート

東京都杉並区内には子ども食堂が18箇所あります(2019.10現在)。

区のHPによると無料または低価格で食事を提供して皆で食べ、地域のつながりを強くすることを目的に活動しているそうです。

この目的の通り、杉並区は精力的に活動している子ども食堂が目立つ、とても興味深い地域です。

そこで今回は阿佐ヶ谷で子ども食堂を運営している「cafe Liberta(以下 リベルタ)」の代表・福田恵美さんにインタビューをしてきました。福田さんはNPO法人「子どもプロジェクト」の理事長も務めています。

 

 

スポンサーリンク

子ども食堂阿佐ヶ谷:「cafe Liberta(リベルタ)」さんインタビュー

リベルタの様子。白を基調にしたおしゃれでくつろげる店内

 

リベルタでは平成30年10月10日から子ども食堂を開始しました。現在は毎月第2・4水曜日の17:30から19:30まで子ども食堂をオープンしています。

料金は子ども(~高校生)は無料・大人は300円で美味しいごはんが食べられます。

もともとリベルタでは東日本大震災で被災した子どもたちを支援する輪を広げる活動もしていました。

子ども食堂を始めることになったきっかけ

リベルタ 代表 福田恵美さん

ーー本日はよろしくお願いします。(華やかなオーラに緊張してしまいました)

福田さん 「よろしくお願いします。」

 

ーー福田さんが子ども食堂を始めようとしたきっかけを教えて下さい。

福田さん 「最初はただ料理を作るのが楽しいという気持ちで3年ほど吉祥寺にある子ども食堂を手伝っていました。個人的に子どもたちにごはんを食べさせたいと思ってはいましたが子ども食堂を自分で運営しようとは考えていませんでした。」

 

ーー議員さんが定期的に子ども食堂を開催できる場所を探しているとうかがいました。

福田さん 「はい、ですがここは福島の子どもたちの支援や仕事場として活用していたのでリベルタでのオープンは違うと思いました。それに子どもたちを呼んでここで食堂をやるのはちょっと狭いし無理だな…と。」

 

ーー近くの久遠教会さんでできることになったんですよね?

福田さん 「はい、久遠教会でできることになってよかったと思い、そこに手伝いにも行っていました。そして手伝いをしているうちに自分は子ども食堂が好きだと実感したんです。だから結局、久遠教会の子ども食堂がオープンして1ヶ月後にはリベルタでもオープンさせたんですよ(笑)」

 

子ども食堂:ボランティアや子どもたちの現状

リベルタのキッチン

 

ーー始めてみて実際どうですか。

福田さん 「まずこんなに反応があるのかと驚きました。私は今まで20年以上色々なボランティア活動をしてきましたが、一般の人たちがこんなに積極的に進んで手伝っていただけるものは見たことがありませんでした。」

 

ーー子ども食堂に対して期待をしているということでしょうか。

福田さん 「そうですね。自分にも何かできるかも知れないと立ち上がってくださる人たちが多いと思います。本当に感動しています。「これを使ってください」「ここで子ども食堂やっているんですか」と次々と道を通る人が声をかけてくださいます。男女関係なく食材を持ってきてくださったりするんです。」

 

ーー口コミでも広がっているなと感じますか?

福田さん 「はい、もう1年くらい経つのですが、この間は子どもたちが50人も来てくれました。口コミで広がっているなと実感していますね。」

 

ーー子ども食堂にはどのような子どもたちが参加している感覚がありますか?できるだけ詳しく教えて下さい。

福田さん 「ひとつはうちはたまたま支援の関係で、都営住宅の人や兄弟が多いです。親子で参加する家庭もありますが、子供だけで来る場合もありますね。」

 

ーー参加した子どもの中には、経済的困難や虐待など家庭問題が見受けられることはありましたか?

福田さん 「うーーん、、、、あまりそういうのは見えないですね、正直見抜くのは難しいです。みんなご飯を食べに来ているときは元気で食べてくれますし。だいたいはいつも食事を楽しみにしてくれる子ばかりですね。」

 

ーー地域的にそういう子どもは少ないのかもしれませんね。

福田さん 「それはあると思いますね。ここは社協(社会福祉協議会)さんを中心に子どもの家庭問題などにとても力をいれていますね。ただ、もしも小さくてもその可能性に気づいたらNPOだけでは関わってはいけないのでまず民生委員さんなどに伝えます。」

 

 

リベルタ子ども食堂で提供しているメニュー

リベルタで出しているメニューを見せてもらいました。

カレープレート①

 

カレープレート②

 

中華プレート

 

ーー美味しそう!どれも全部食べてみたいです!メニューを紹介していただいても良いですか?

福田さん 「月に2回の開催のうち、1回は中華プレートなど、もう1回はカレーを提供しています。やはり子どもにはカレーが人気ありますね。」

 

ーーリベルタの食事は福田さんが1人で作っていらっしゃいますね。

福田さん 「はい、料理を作って子どもたちに食べさせるのが好きなのでそうしています。」

 

ーー全員分は大変だと思うのですが。

福田さん 「特に大変だとは思っていません。配膳などはボランティアスタッフに手伝ってもらいますので。」

 

 

リベルタ子ども食堂の食材支援について

ーー食材などの支援はどうしていますか

福田さん 「月に一度、社協さんに直接食材が集まるのでもらいにいきます。」

 

ーーどのような団体から支援がくるのですか?

福田さん 「杉並区の社協には企業や農家から支援していただくものが多いですね。」

 

ーーリベルタは支援や寄付などは受け付けていますか?

福田さん 「はい、受け付けています。募金はcafe内に募金箱が設置されています。」

 

ーー食材も直接こちらに持ってきても大丈夫でしょうか。

福田さん 「もちろん大丈夫です。野菜などよりは備蓄できる缶詰とか乾麺を持ってきてくれる方が多いです。」

 

ーー生鮮食品は在庫を把握していないと腐ってしまったりして、かえってもったいないですものね。

福田さん 「そうですね。あと他にはJAさんからも月1回野菜をいただいています。」

 

 

子ども食堂をブームで終わりにしない

実際リベルタに子どもが来たときの様子。

 

ーー本日はお忙しい中時間を取ってくださり本当にありがとうございました。最後に、今後の子ども食堂の活動と目標などありましたら教えて下さい。

福田さん 「目指すところは地域とか関係なく子どもたちのためにみんなで助け合うことですね。阿佐ヶ谷に世田谷の子が来ても中野区の子が来ても誰も何も言いません。子ども食堂は日本人の心を掴む活動なんです。」

 

ーーボランティアをしたいと心のなかで思っている人が意外にも多いことに驚きました。

福田さん 「そうですね。うちでも今までは、支援している病気の子どもや福島の子どものことを誰かに話してもなんとなく課題が少し重かったんですね。だから気軽になにかしたい、手伝いたいと思っている人はたくさんいるけど、どうすればいいかわからないと考えてしまう人がほとんどでした。

でも子ども食堂ならどんどん参加してくれます。そしてその人たちに病気の子どもの話や被災地の子どものことを話すと理解を示してくれるんです。ある意味門が開かれたと思いました。そうやってきてくれる人は子どもたちのためになにかしたいと思っているんですよ。

これは子ども食堂の存在が世の中を少しづつ変えるのにすごくいいんじゃないかと思ったんです。子ども食堂は日本人にとてもあっていると思う。ブームで終わらせたくないですね。

 

ーーありがとうございました。

 

まとめ

子ども食堂は開催している情報を入手することの出来ない地域がまだまだたくさんあります。しかしはじめにも説明したとおり、リベルタを始め杉並区は地域全体で子ども食堂に積極的に関わり合い、発信しています。

子ども食堂を始めてみると別の視野も広がってきているという「cafe Liberta」。福田さんが感じているように、子ども食堂がブームで終わってほしくありません。

今後杉並区のような地区が増えていってくれることを期待しています。

 

\食堂レポートをもっとみる/

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました